『雪の下の炎』 を口コミで広めよう!  -- "Fire under the Snow" by Palden Gyatso -- http://www.palden.info チベット人僧侶、パルデン・ギャツォさんの自伝『雪の下の炎』が待望の復刊を果たしました!  復刊にいたる経緯や関連情報をお伝えします。 Wed, 30 Jun 2010 01:57:39 +0000 http://wordpress.org/?v=2.7 ja hourly 1 朝日新聞書評 2009年3月8日(日)に掲載 http://www.palden.info/?p=580 http://www.palden.info/?p=580#comments Sun, 08 Mar 2009 18:49:33 +0000 admin http://www.palden.info/?p=580 『雪の下の炎』が2009/3/8(日)朝日新聞の読書欄にとりあげられています。11面、「話題の本棚」のコーナーです。筆者は、竹端直樹氏です。

「チベット問題」をテーマに、「『ラサ蜂起』 50年後の『沈黙の抗議』」と題して、先週のロサルが「沈黙」で覆われた追悼のロサルだったことに絡めて、チベット関連書籍を4冊、紹介なさっています。すべて、表紙写真入り。

・大井功著 『「チベット問題」を読み解く』
・パルデン・ギャツォ著 『雪の下の炎』
・アブラム・ラストガーデン著 『チベット侵略鉄道』
・ロバート・サーマン著 『なぜダライ・ラマは重要なのか』

……いやまったく、素晴らしいことです。どこか新聞紙の文芸欄が動いてくれればなぁ……などと、夢に思い描いていましたが、まずは朝日新聞さんが、やってくださいました。

ウェブのアサヒ・コムにも、3月11日(水曜)にきっと掲載されるので、チェックしてみてください。
「話題の本棚」というコーナーです。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=580
早くも重版決定 http://www.palden.info/?p=575 http://www.palden.info/?p=575#comments Fri, 20 Feb 2009 08:06:33 +0000 admin http://www.palden.info/?p=575 本日午後、復刊ドットコムさんよりリリースでました。
「好評につき重版決定」だそうです!
・・・凄いですね。 信じられない、嘘みたい!
去年10月、復刊が決まった直後には、予約数が少なくて「最低刊行部数かも?」などと言われていたんですよ?!?

嬉しいです!

*******************
復刊ドットコムからのお知らせです。

『仏教』『チベット』『新潮社』『今週の復刊』『映画の原作(邦画)』
『宗教全般』特集に関連するリクエストにご投票、商品をご購入いただき
ました皆さまにご案内いたします。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

復刊ドットコムで171票ものリクエスト投票を集め、先ごろ復刊が実現
した『雪の下の炎』。好評により早くも重版決定です!
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310729&tr=s

本書『雪の下の炎』は、28歳の時に身に覚えのない容疑で中国政府に逮
捕されて以来、実に33年もの長きに渡り、過酷な投獄生活を強いられた
チベット僧パルデン・ギャツオによる、偽らざる真実の記録です。

復刊後の反響も著しい本書ですが、本書をもとに昨年制作されたドキュメ
ンタリー映画『雪の下の炎』(監督:楽真琴)が、この度待望の国内公開
決定! 4月11日(土)渋谷アップリンクを皮切りに、全国で順次公開
される予定です。

映画『雪の下の炎』(アップリンクHP内)
http://www.uplink.co.jp/x/log/002948.php

これに先駆け3月2日(月)に渋谷アップリンクにて行われる先行試写会
に復刊ドットコム会員の皆さまの中から、抽選で10組20名様を特別に
ご招待いたします。また当日は上映後、監督・楽真琴氏監督によるQ&A
も予定されています。どうぞふるってご応募ください。

**************
(追記)
試写会もその後の上映期間も好評のうちに終わったようです。

書籍については、映画のように派手な反応を得られるわけではありませんが、少しずつでも読み継がれていくといいと思います。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=575
サーバ障害報告 (復旧済み) http://www.palden.info/?p=537 http://www.palden.info/?p=537#comments Fri, 06 Feb 2009 11:42:50 +0000 admin http://www.palden.info/?p=537 (追記:2/9頃に回復いたしました。ご心配おかけいたしました。)

**********
いつも当サイトを閲覧いただき、ありがとうございます。

こちらのサイトのデータを置いているサーバにおいて、先週末から現時点まで、不具合が続いている模様です。
具体的には、ファイル転送とメール送受信ができない状態が続いています。

従いまして、先週末から現在にかけて、info[at]palden.info 宛てに送信いただいたメールは届いていない可能性があります。

もし感想などをご送信いただいていた場合、恐れ入りますが、
reprint.fire.under.the.snow[at]gmail.com
まで再送信いただけますでしょうか。
([at]を @ に変えてください。)

どうぞよろしくお願い申し上げます。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=537
アマゾン・ランキングで急上昇中 http://www.palden.info/?p=528 http://www.palden.info/?p=528#comments Thu, 29 Jan 2009 17:44:37 +0000 admin http://www.palden.info/?p=528 文学・評論 > 文芸作品 > 評論・文学ガイド > 中国文学」でベスト100にあと少しというところだったのが、今は15位!! ************************** すごい驀進っぷりで、驚きです。 アマゾンから買いたい方は、こちらからどうぞ。 ]]> Mixi の掲示板(「イベント」とよばれている方のもの)で、夜な夜な密談が交わされています(嘘)。
【感想を】『雪の下の炎』書店に出ました!【募集中】
書店での平積み写真レポートとか、アマゾンへの感想投稿掲載基準など、あれこれと盛りだくさん。よかったら覗いてみてください。

で、上記の掲示板から、嬉しいお知らせを一つ。

**************************
今、アマゾンのページを見たら、「Amazon.co.jp ランキング」が急上昇しています。

数時間前に見た時には「本」で6万位台だったか7万位台だったのが、今は20,774位!!
同じく、数時間前は「本 > 文学・評論 > 文芸作品 > 評論・文学ガイド > 中国文学」でベスト100にあと少しというところだったのが、今は15位!!
**************************

すごい驀進っぷりで、驚きです。
アマゾンから買いたい方は、こちらからどうぞ

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=528
『雪の下の炎』 基本情報 http://www.palden.info/?p=483 http://www.palden.info/?p=483#comments Mon, 26 Jan 2009 13:12:39 +0000 admin http://www.palden.info/?p=483 ■ 『雪の下の炎』   パルデン・ギャツォ(著) 檜垣嗣子(訳) 
               表紙カバー写真: Dillon Bryden,  本文地図作成: 山中泰平,  装幀: 新潮社装幀室
 
1998年に新潮社より刊行された初版は惜しまれつつも絶版に。
その後、2008年春の中国軍によるチベット制圧が契機となって日本中で沸き起こったさまざまなチベット支援活動の一環として、
ネット上(Mixi 「Free Tibet」コミュニティ)で展開された復刊運動の後押しを受け、ブッキング社復刊ドットコムの尽力により、2009年1月に復刊が実現。
復刊投票に寄せられたコメントの数々

ダライ・ラマ法王による序文 / 献辞 / プロローグ
読者の声

● 単行本: 271ページ
● 出版社: ブッキング (2009/1/18)
● ISBN番号: ISBN978-4-8354-4398-0
● 発売日: 2009/1/18
● Amazon.co.jp / オンライン書店 bk1 / 本やタウン などのオンライン書店をはじめ、全国の書店で絶賛発売中。
 
 

■ 原著書について
本書はパルデン・ギャツォ師とイギリス在住の通訳ツェリン・シャキャ氏による共同執筆。
1995年にロンドンを訪れたパルデン師の通訳をツェリン氏が務め、その後にツェリン氏がダラムサラへ出向いて、本格的な共同執筆作業が開始された。パルデン師による回想録のテープ120本以上、約300時間に及ぶテープを、ツェリン氏がチベット語で書き起こす作業から、執筆されたという。
“Fire Under the Snow” by The Dalai Lama (Foreword), Palden Gyatso (Author), Tsering Shakya (Translator)
Publisher: The Harvill Press (25 Sep 1997)

アメリカでは異なったタイトルで出版されているが、内容は同じ。 “The Autobiography of a Tibetan Monk” 
アマゾン・ドットコムで「24コメント平均5つ星評価(1コメントのみ4つ星を除いて、全員が5つ星)」という驚異的な高い評価を受け続け、現在も静かなベストセラーとして読み継がれている。
 
 

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=483
皆様から寄せられた感想 http://www.palden.info/?p=408 http://www.palden.info/?p=408#comments Sun, 25 Jan 2009 08:56:18 +0000 admin http://www.palden.info/?p=408 まだ発売間もない本書ですが、感想が続々と寄せられています。順次追加して掲載させていただきたく存じますので、掲載を希望される方は、

1.ニックネーム 2.男性or女性 3.できれば大体のご年齢(30代、40代、etc。できれば、でけっこうです) 
4.ご自身のブログやサイトがあればリンクを張らせていただきますので、そのURL

以上を添えて、ご感想を 「reprint.fire.under.the.snowアットgmail.com」 
(「アット」を@マークに変えてください)までご送信いただけますと幸いに存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 

*********
読む前は、拷問の場面を想像して、少し恐い感じがしていました。
読み終えて、何者にも縛れない心の自由と、崇高な精神を教えてくれた、美しいチベットの人のことを決して忘れない…と思いました。

いとし~さん、40代・女性)

*********
あれほど過酷な目に会いながら、どうしてあのようなやさしいまなざしを持ちうるのか?
拷問にも揺るがない心のありようとは?今もお元気で生きておられることが素晴らしい!

(hanaさん、50代・女性)

*********
 この本に描かれた不条理は、まさに筆舌に尽くしがたいものがあります。
 しかしながら「人が人に対してこんなにもひどい仕打ちができるのか」という思い以上に、想像を絶する苦境においても自らの意思を貫き、
互いを思いやる人々の姿に強く胸を打たれました。
 「人間らしく生きる」ことの大切さを力強く感じさせてくれる一冊です。

chy9929さん、女性)

*********
人間の強さを知る本

2008年の夏、パルデン・ギャツォさんご本人のお話を直接伺う機会に恵まれました。
76歳になられるパルデンさんは、とても闊達で、ユーモアに溢れ、よく焼けた体と(がっちりしていたと思われる)、 大きな手、キラキラと光る目が印象的な方でした。

ぜひ、本作を読みたいと思いましたが、絶版になっていたため、はじめは図書館で借りて読みました。
どうしても手元に欲しかったので、今回の復刊を心から喜んでいます。

残酷な拷問や獄中生活の描写よりも、パルデンさんの強い信念の方が心に残りました。

人はこんなにも残酷になれること、
人はこんなにも強くなれること。
多くのことが詰まっています。

チベット問題に興味がなくても、人間に興味がある方にはぜひ手に取っていただきたい1冊です。

(ジャムさん、女性)

*********
著者の静かな視線が印象的

人間がどれほど残虐になれるか。
一方で、どれほど清明で強い精神を持つことができるか。

その両方の姿を見せられた本でした。

そして、虐げられた側の著者の言葉のどこにも虐げた人間への憎しみがないことに驚きます。
この著者の目には人間はどんなふうに映っているのだろう、と不思議でなりませんでした。

この本は最初に出版されてから、邦訳、絶版、そして復刊という経緯を辿っています。
この間にも著者と同じような理由で逮捕され、今も拘束されたままの人もいると聞くと言葉もありません。

こういうノンフィクション書籍を読む時には、反対意見、第三者の視点も併せて知るべきだと思います。ですが、現実には何が起こっているのか、それを知らせてくれる情報が世の中にはあまりに少ない。
これは「事実が事実と認められないはずがない」という信念のもとに生き延びた人が書いた本です。
その『事実』を知りたい、と強烈に感じさせる良著だと思います。

skyblue さん、女性)

*********
絶望と勇気と

人間は他者に対し、これほどまでに残酷に、無慈悲に、卑劣に振るまえる生き物であり、またこれほどまでに強靭な精神と利他的な心を持ち続ける生き物でもある、ということを示してくれる本だ。読み進めているうちに深い絶望を感じずにはおられないが、パルデン氏のこの書籍の底辺に流れているユーモアと楽観主義….悲惨な獄中の中でも決して屈することなく、助け合い、戦い続ける多くの囚人達の行動に驚かされ、逆に読者の方が勇気づけられるのだ。

この本の原書が英国で出版されたのが1997年とのことだが、その後もチベットの状況は悪化する一方であり、1933年生まれのパルデン氏は 2009年の今も精力的に世界中をまわってチベットの実情を訴え続けていらっしゃるそうだ。その強靭な精神と肉体に、ただ尊敬の念を抱かずにはおられない。

前半の、パルデン氏のチベットでの幼少時代の情景は、みずみずしい色彩に溢れ、美しい。

oharuさん、女性)

*********
帯に「衝撃の自伝」と書いてありますが、本当に衝撃的なので、グングン引き込まれていきます。最終章のあたりは、読んでると勇気が出ます。
現在進行形で起きている深刻な問題なので、出来るだけ多くの方に読んでほしいと思う一冊です。

(ドミノさん、男性)

*********
『雪の下の炎』読ませてもらいました。はじめに驚いたのは、表紙見返しのパルデン氏の写真がとても柔和でやさしい表情をしていることです。とても31年間も不当に投獄され繰り返し拷問を受けた人のまなざしとは思えません。よく見れば意思の強そうな口元や顎など見て取れますが、人は地獄の扱いを受けながらなお、あれほど慈愛に満ちたまなざしをもつことが出来るのでしょうか?心の底に決して動じず燃え続ける炎の魂を可視化してもらって、やっと凡人の私はその存在の可能性を信じることができるのです。

(ぴーままさん、50代・女性)

*********
人間は人間であると同時に、生物であり、動物であるということです。生物は、動物は、人間は進化なくば、退化しいづれ絶滅品種になると思います。
進化の源泉は生存競争だと思います。文明社会の進展が「競争なき理想郷」を実現したとしたら、残された道は絶滅の道かと思います。
日本が生存競争を生き抜く知恵と気概を失った時、日本は明日のチベット、明日の朱鷺のような立場になるのではと思います。日本が自分の国は自分で護る準備と自立心を失った時、国家の崩落がはじまるように感じます。
平和は坐して待って来るものではなく、まして他国が与えてくれることは決してないものだと思います。平和は自ら、闘い勝ち獲るべきものでフランス国歌「ラ・マルセ-ユズ」が,国家の存立の有り様を歌っていると思います。

ただ、人間は生物であると同時に人間です。バルデン・ギャツオのように他者を受容する心なくして、人間社会を築くことは、又ありえないと思います。
真の勝利は他者の受容にあると思います。それが生物である人間が、進化の過程で選択した人間の存在理由かと思います。

(HAYAKAWAさん、60代・男性)

*********
僧侶であるという理由だけで拘束され、人生の32年間を獄中で過ごすという事はどういうことなのか?パルデン・ギャツォ氏が経験した苦難は想像を絶する。僕達は氏の書き記したその事実をどう受け止めればいいのだろう。失われた歳月はけして帰って来ない。しかし、パルデン氏の記述はけして希望を失わず、こんな酷い苦難を経験しても、何故か本書の全体は静かな感謝の気持ちに満ちているようにも思われる。
氏の幼少の頃の回顧は、「雪の国」チベットがいかに美しい国であったか、とてもよく表現されている。そしてその美しい文化が次第に破壊されていく様は、悲しい。
後半の、少年囚の死を発端とする監獄内でのデモ、視察に訪れた米国大使に陳情書を渡そうと試みる場面などは、まるで映画のように劇的である。これだけ長期間の肉体的・精神的な拷問を経験しても、チベットの「良心の囚人」の心はけして折れていないのだ。そして本書は、パルデン氏の解放とインドへの脱出というクライマックスへと向かっていく。
余談だが、共産主義革命は本来階級闘争であり、階級そのものの解体を目的としていたのに、結果として共産党という新たな階級社会と独裁権力を作り出してしまったことは悲しい事実である。氏の記述からも垣間見えるが、共産党内で行われていた事はただの権力抗争だったのだ。そして、「人民」のための革命が成功したはずの国家で、「民主化」への願いが叫ばれる...なんという皮肉であることか。
本書で書かれた内容は、重い。そして、今この瞬間にも不当な長期の拘束や拷問を受けている人々が存在する事を僕達は忘れてはならない。

(makotoさん、40代・男性)

*********
“良心の囚人”の悲劇と闘い

31年――何の年月かによってそれが長いのか短いのかは変わろうが、それが「獄中にいた期間」となると、「長い」ということになるだろう。しかもその人物は政府の思想に従わないという理由で拘束され、服役期間を度々延長され、釈放されたかと思うとまた拘束されてきた”良心の囚人”だった。それを考えると余りに長すぎると言わざるを得ない。
1959年、政治犯として獄中に繋がれた彼は、侵略国当局の執拗な拷問を受け、”思想改造”を迫られる。チベット人がチベット人を虐げるという悲劇さえ繰り返された。
同書には彼のみならず、その他チベット人の”良心の囚人”の悲劇が幾つも記されている。
しかし、彼の思想は決して”改造”させられることはなかった。

「人間の肉体ははかりしれないほどの苦痛にも耐えることができ、しかも回復する。傷は癒える。だが、精神が挫けてしまったら、すべては壊れてしまうのだ」

鋼のような強靭な精神力――これが彼に生きる力を与えてくれていた。彼だけではない。侵略国当局が抑圧すればするほど、チベット人を分断しようとすればするほど、政治囚たちは反発を強め、団結を固めていく。力と脅しによる抑圧で仮に土地を支配できたとしても、人の心と誇りは支配できないのである。同書はパルデン氏の悲劇の人生を描き、侵略国当局の悪逆非道さ、抑圧による人権無視の支配のむごたらしさと虚しさを訴えるものであると同時に、そうした数多くの”良心の囚人”たちの群像劇でもある。

釈放後もパルデン氏の闘いは続く。インドに亡命し、力による抑圧に対する言葉による反撃が始まったのだ。同書を世に出したのもその一環である。
先述したように、侵略国の抑圧に抗う”良心の囚人”は彼だけではない。彼が去った後の獄中でも、自由を求める闘いはなおも続いているだろう。
“雪の国”チベットで自由を求める熱い思い――「雪の下の炎」は消えることはない。

カズ@憧れの大地さん、40代・男性)

*********
告発の彼岸へ

パルデン師は1960年夏に無実の罪により逮捕され、1992年の夏に釈放された。その間、数々の夥しい収容所や強制労働所を転々とさせられ、27歳から 60歳までの約33年間を獄中で過ごしている。人生の盛りの時期を監獄内に封じ込められたまま、絶え間ない迫害に晒され続ける人生とはどのようなものか ――。まさにダライ・ラマ法王から寄せられている序文にある通り、「パルデン・ギャツォの生涯は、稀にみる苦難と忍耐の物語」だ。

本書では1950年の中国によるチベット侵攻の時期に始まり、文革の時代を経て90年代に至るまでの収容所における生活が淡々と、冷静に回想されていく。肉体への物理的な暴力については言うまでもないが、それよりもむしろ精神に対する暴力がいかに凄まじいものだったか、慄然とさせられる。例えば仏教への信仰を棄てない素振りを察知されただけで「学習集会/告発集会」で吊し上げにされ、チベット人囚人仲間からリンチにあう。力いっぱい批判してみせなければ次は自分が標的にされてしまうから、チベット人同士で心にもない非難譴責を執拗に繰り返して相手の精神や肉体をズタズタにしなければならない、その悲劇、その不条理。

生死の瀬戸際を綱渡りしていく収容所の日常においては、暴力や飢えに支配されながらも、囚人達の間で数々の劇的な場面が展開される。特に、 1990年の冬の「監獄内での初めてのデモ」の描写は感動的で、何度読んでも落涙を禁じえない。少年囚が拷問死させられたのをきっかけに、パルデン師や青年囚を中心に同じ隊の全囚人が抗議のために立ち上がるのだ。監獄、しかもチベット一の悪名高いダプチ収容所で、青年囚は自らの死を賭し、先頭を切って収容所の中庭を行進する。白いシーツを裂き、美しいチベット文字で「少年囚の死を悼む」「政治囚の待遇改善を要求する」と書いた横断幕を掲げて。デモの後、この青年は「僕はもう長くない」と、秘かに身に着けていたダライ・ラマ法王のバッジを外して処刑を覚悟する。以後、看守や医療関係者の態度は明らかに変わった、とパルデン師は語る。

「看守を恐れるような素振りを見せてはならない、恐れこそが彼らに力を与えているのだから……私が三十年の獄中生活から学んだ教訓は、決して情けを乞うてはならないということだった。得るべきは、哀れみではないのだから……。」

パルデン師は獄中にあって、終始一貫して仏教徒としての己の信念、人としての正義を心に掲げ続けた。そして亡命した現在、76歳になってなお、世界各国を巡り、中国における人権の実態を訴え続けている。その小柄で華奢で強靭な背中に、獄中で無念の裡に倒れていったあまたの同胞の叫びを背負って。今は亡き数千、数万もの人々の強い希いが、世界を駆けるパルデン師を支えているに違いないのだ。

(euripides さん、40代・女性)

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=408
全国の書店リスト http://www.palden.info/?p=393 http://www.palden.info/?p=393#comments Thu, 22 Jan 2009 16:41:37 +0000 admin http://www.palden.info/?p=393 『雪の下の炎』を置いてくださっている、全国の書店リストです。
(これらの書店は、事前にブッキング社に発注した書店か、またはブッキングで配本指定をした書店、だそうです。)

———————
紀伊國屋本店 
リブロ池袋
八重洲BC  
旭屋書店池袋
ジュンク堂難波 
ジュンク堂新宿 
ジュンク堂池袋本店 
ジュンク堂広島 
丸善アエル店 
有隣堂横浜東口  
B1st京都店
フタバTERA
丸善福岡ビル店
文苑堂書店福田本店
ジュンク堂京都BAL
談・文教堂浜松町店
丸善丸の内本店
東方書店
ジュンク堂書店大阪本店
ジュンク堂新潟店
ブックファースト新宿店
B1st銀座店
あおい六本木店
啓文堂吉祥寺店
有隣堂本店  
藤沢有隣堂  
B1st梅田 
旭屋JRタワー
紀伊国屋札幌本店
ジュンク堂書店札幌店
ジュンク堂仙台
ジュンク堂盛岡
岩瀬書店富久山
ジュンク堂書店秋田
金沢ビーンズ明文堂
紀伊国屋書店富山店
丸善ラゾーナ川崎店           
あおい書店横浜
紀伊国屋横浜
ジュンク堂書店藤沢店
あおい名古屋本店
喜久屋書店橿原店
旭屋書店なんばCITY
紀伊国屋梅田本店
紀伊国屋広島
あおい書店町田
オリオン書房ダイヤモンドシティー
ジュンク堂三宮
ジュンク堂明石 
ジュンク堂大分 
ジュンク鹿児島 
ジュンク堂福岡
ジュンク堂大宮ロフト
阪急ブックファースト梅田
蔦屋三軒茶屋店
あおい中野本店
リブロ吉祥寺 
啓文堂府中店 
CFミュンヘン
成田本店しんま
鹿島ブックC 
落合東武BC 
B1st川越店
西口有隣堂  
三省堂名古屋高島屋
三省堂名古屋テルミナ
アバンティBC京都店児童
喜久屋書店 小倉店
紀伊国屋福岡本店
紀伊国屋長崎
J.三宮駅前店
———————

ざっと見て、ジュンク堂、紀伊国屋が多いですね。

さあ、どうでしょう。皆さんのおなじみの本屋さんの名前はありますでしょうか??
よかったら足を運んでみて、『雪の下の炎』が元気に並んでいるか、確認してあげてください。
「がんばって、売れていけよ。大切に読んでもらえよ」 と、声をかけてあげてください。きっと本は応えてくれますから。

なお、上記のリスト以外に、

・取次の裁量で配本した書店、
・発売後に注文・仕入を行った書店

もあるはず、なのだそうです。ひとことで「配本」といっても、いろいろなルートがあるのですね。なお、

「在庫の有無にかかわらず、店頭で注文すれば基本的に全国すべての書店で入手できますので、リストにある書店でなければということはありません」
とのことですので、もし近くの書店が上記リストに含まれていなかったら、アマゾンや楽天で購入するのもいいですし、本の宣伝もかねて、ご近所の本屋さんに注文してみてもよさそうです。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=393
Amazon でも発売開始! http://www.palden.info/?p=384 http://www.palden.info/?p=384#comments Tue, 20 Jan 2009 17:40:34 +0000 admin http://www.palden.info/?p=384 Amazon でも、復刊版『雪の下の炎』の取り扱いが開始されています。

Googleなどで『雪の下の炎』を検索すると、絶版になっている新潮社版のアマゾンのページが上にあがってくるようなのですが、
上記リンク先のブッキング社による復刊版ページにいけば、18,900円も出さなくても買えますので、初版にこだわらない方はぜひお値打ち価格の2,625円でお買い求めください(笑)

昨日まで、書籍情報として本の写真のない状態だったのですが、おはるさんがさっそく表紙・裏表紙の写真データをアマゾンにあげてくださいました! 
ありがとうございます。
「ついでに商品タグにチベット、FREE TIBET、中国、人権、仏教、を」つけてくださった、とのこと。
ううう・・・私にはなにがなにやら・・・ありがとうございます、たいへん助かります(涙)

ただし、残念ながら今のところ、検索結果表示ページでは「画像はありません」の表示になってしまうようです。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=384
写真が物語ること:カズさんのブログより http://www.palden.info/?p=356 http://www.palden.info/?p=356#comments Tue, 20 Jan 2009 17:02:46 +0000 admin http://www.palden.info/?p=356 憧れの大地へ: 書評「雪の下の炎」(パルデン・ギャツォ)
チベットほかアジア各地を広くめぐった経験をお持ちのカズさんによる、重厚な書評です。
ぜひリンク先でお読みいただくとして、ここでは一つ、珍しい点をご紹介。

上記ブログの書評の最後に、次のような記述があります。

**********(引用ここから)****************************************************************************************
尚、蛇足だが、パルデン氏が逮捕される前の1951年の出来事として、以下のような記述があった。

「中国側は、張経武の到着に際して集まったギャンツェの群衆という写真を発表した。その説明には『中国政府代表を歓迎するチベットの民衆』と書かれていた。とんでもない大嘘である。私たちは私たちの指導者であるダライ・ラマのお姿を一目見ようと集まったのだ。」

もしかするとその写真とは、私が「嘘八百 中国官製『チベットの50年』」でその信憑性に疑いの目を向けたあの写真と同じものかもしれない。
**********(引用ここまで)****************************************************************************************

……つまりカズさんは、パルデンさんが『雪の下の炎』で書いておられたエピソードに関して、ほぼ同じものと思われる写真を偶然ネットで見つけた後、その解釈について自力で真相を読み取り、察知していたというわけですね。

日ごろマスメディアから提供されるままに受け取ってしまいがちなニュース素材について、こうした冷静な分析眼で検証してみたいものだ、と思います。

**********(引用ここから)****************************************************************************************
20. 1951年、中国人民解放軍がチベットを平和的に解放したニュースを聞くと、チベット人民は様々なプレゼントを用意して歓迎(上)、各地の族長(地方首長)、生き仏、ラマ僧と大商人もハダを持って道端に出て歓迎(下)

中国人民画報:チベットの50年より

2枚の写真とも(注・上のURL先サイトの一番下から2つの写真)、肝心の「歓迎される側」が写っていないところに意図的なものを感じる。本当に解放軍を歓迎する写真なのか、甚だ疑わしい。と言うより、全く別の人物(例えばダライ・ラマ)を歓迎している写真を偽っている可能性が極めて高い。
********(引用ここまで)*******************************************************************************************

いわれてみれば、チベットの人々が人民解放軍に対してカタを捧げ持つわけはないですね。
仮に法王でないとしても、位の高いリンポチェを待っているとしか思えない雰囲気の写真です。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=356
大型書店に平積みで出回っています http://www.palden.info/?p=352 http://www.palden.info/?p=352#comments Sun, 18 Jan 2009 18:35:14 +0000 admin http://www.palden.info/?p=352 〔写真は後日、アップします。〕

ごめんなさい。先日書いたこと、間違っていました。

紀伊国屋だけじゃない。
『雪の下の炎』、すでに全国の書店で平積みになっていると思われます。

この週末、いくつかの書店に立ち寄ってみました。

まずは、ネットで店頭在庫を確認できた、「紀伊国屋・新宿本店」。
5階だろうなと思いつつも、最初に1階の出店からチェックしてしまった。
通りに張り出していて、話題の新刊が置かれて、いつも人が群がっているところを丹念に見ていると、えんじっぽい赤い背の本があって、後ろから見てドキッとした! けど、前から見たら、『悼む人』だった(笑) 天童荒太さん、直木賞受賞おめでとうございます。

1階を奥の文学書コーナーまでチェックしてから、キノナビで確認。5階の宗教書コーナーにあるとのこと。で、おもむろに5階へ。宗教書コーナー、特に仏教書は、5階でも通りに面した窓寄りにあるのですが・・・・

・・・・・・ありました! 凄い!! 平積みになってる!!!(涙)  さっそく記念撮影。
(photo)

七冊です。
紀伊国屋書店・新宿本店さん、ありがとうございます。

そのまま斜向かいのジュンク堂に行きましたが、こちらにはまだ並んでいませんでした。
が、店員さんに尋ねると丁寧に調べてくださり、ブッキング社への連絡先電話番号を教えてくださいました。ありがとうございます、来週以降、期待してお待ちしております。

それから、吉祥寺へ。

まずは、改札に近い駅ビル地下の「啓文堂」。
この書店は、吉祥寺付近では最も売り場面積が広くて(多分)、品揃えも充実しています。
このお店、かなり前から、入り口すぐ脇の文庫本コーナーで「ダライ・ラマ自伝」を表紙が見える状態で、立てて置いてくださっている。もう、だいぶ前からずっとです。文庫の人気モノ、しかも表紙の見える形で置けるコーナーなんてごく限られていて、さぞ競争率が高かろうと思うのですが・・・
この啓文堂の入り口で、ダライ・ラマ法王の微笑んでくつろぐお姿と面会できるか? もう、いらっしゃらなくなっている(取り除かれている)のではないか?? と、ドキドキしながらチェックするのが、このごろ吉祥寺駅に立ち寄る時の日課になっているワタクシです。
さて、今日は・・・
(photo)

大丈夫、まだありました! (拝)

ブッキング社より聞いているリストには、啓文堂の名前は入っていませんでしたが、念のため検索機で『雪の下の炎』を検索。・・・・・・出ました、「19日から販売予定」だそうです! やったね!

「そっか、月曜かぁ・・・じゃあまた来週見に来ないと。月曜も仕事あがるの遅くなりそうだからムリだなぁ、早くても木曜以降かな」などと思いながら、宗教書コーナーへ行ってみると・・・
(photo)

・・・・・・ありました! もう出てる、しかも平積み!!(涙) こちらも記念撮影。
(photo)

三冊です。

しかも、すでにどなたかが触ったかのような? 一番上の本の置かれ方に、少し乱れがある。
これって、もうすでに、一冊以上は売れていったってこと? 少なくとも、すでに興味をもった誰かが『雪の下の炎』を手にとって見ている、ということでは??(嬉)
(photo)

啓文堂書店・吉祥寺店さん、ありがとうございます。

「新宿紀伊国屋だけじゃないじゃん! いっぱい並んでるじゃん!!」と、すっかり意気軒昂になり、そのまま駅前北口のパルコの地階にあるブックセンター、「リブロ」へ。 

もう検索機などで確認せず、宗教書コーナーへ直行、です。

・・・・・・ありました! こちらも平積み!!(泣) さっそく記念撮影。
(photo)

二冊でした。
本の位置(高さ)が、隣接する本と比べて、へこんでいますよね? 
二冊って、平積みにされるには、少なくないですか? 素人の感覚だけど、平積みにするなら3冊ぐらいは仕入れるのでは?? これって、すでに一冊は売れているってこと??(嬉)
(photo)

リブロ・吉祥寺店さん、ありがとうございます。

……感無量です。
9月に復刊が決まった時、Mixi の掲示板でこんなことを書きました。

***********************************************
でも……! 私の夢は、欲張りかもしれませんが、

『雪の下の炎』 が 全国の書店で 平 積 み にされて売れていくことです(キッパリ)

いえいえ、夢物語、とお笑いにならずに。。  世の中、なにがどう転ぶか、わかりません。
なにしろ、『蟹工船』が 平 積 み になっている今日このごろですから
***********************************************

正直、これを書いた時には、自分でも「なに欲張りなこと言ってるの? アホだなぁ、現実わかってないなぁ~~」と、思いました。

だって今や、一年間で7~8万点もの新刊書籍が発行されている時代ですよ?
(去年、ある出版社の人に聞いたら「およそ9万点」と言っておられました。
下の調査では、「2007年の書籍の新刊点数は、7万7417点と前年比0.4%減と8年ぶりに減少」と報告されています。)
「出版物はどのくらい発行されているのでしょうか?」

こんなに大量の新刊書籍が、怒涛のように世に出ているなかで・・・
たとえほんの1冊ずつでも全国の書店に出回るというだけでも嘘みたいにラッキーなことなのに、そしてほとんどの本は棚に挿す形で、背表紙しか見えない状態で置かれているのが普通なのに・・・平積みにして扱っていただけるなんて、奇跡のような状態です。

当然ですが、書店員さんは基本、非常な読書家の方々が多いです。
(最近はアルバイトとして割り切って働く若者も多い、という声も聞きますが、どうでしょう? 生活費を稼ぐためだけに割り切って働くのなら、もっと時給のいいバイトはたくさんあるはずです。)

来る日も来る日も、何十冊あるいは何百冊と本を扱っている、いわば本の見立てにおいてはプロ中のプロの人々ばかり。そういう人たちが平積みにして置いてくださっている。
「一押しの価値あり」と認めてくださっている、ということです。
「本当にいい本だから、大勢に手にとってほしい」」と感じてくださっている、ということです。

……嬉しいじゃありませんか!!!

これはもう、『雪の下の炎』という、《本》そのものの力です。

一冊、一冊を、なでてあげたい。
えらかったね、《本》、よくがんばったね。
よくもまぁ、こんなに大量の本のなかを・・・こんなに激しい競争のなかを勝ち抜いて、
よくここまで来たね。

もう、だいじょうぶです。
この子は、つよい子。大勢の人たちの応援を受けて、ここまで来た。
実力も、折り紙つき。
もう、心配しなくていい。
大海に一滴が、落とされました。ハチドリのひとしずく・・・
かすかな一滴で、いいんです。
全国に散らばった、かすかな一滴ずつの波紋と呼応し合って、
いつか、たしかな波に成長するでしょう。
あなたたち、本当によくがんばった。
ありがとうね。

そして、応援してくださった皆さまに感謝です。

]]>
http://www.palden.info/?feed=rss2&p=352