- 2009-01-14 (水) 0:33
- 1. 最新情報 | パルデンさん最新情報
インド・ダラムサラ在住の中原一博氏に、パルデン・ギャツォ師への近況インタビューをおこなっていただきました。
中原氏はチベットサポーターの間で有名なブログ『チベットNOW@ルンタ』から、ダラムサラを経由したチベットに関する最新情報を発信していらっしゃいます。また、昨年(2008年7月)にパルデンさんが来日なさった時にはチベット語の通訳をお務めになりました。
質問は、管理人よりメールで中原氏にあらかじめ送っておいたものです。
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【問】 去年、海外ではどの国にどれくらいの期間滞在して、どういう活動をなさいましたか。
(おもに映画の宣伝かと思いますが、講演会やファンドレイズのパーティ等でしょうか?)
【答】 日本に行った後、アメリカに渡って、マサチューセッツからシカゴまで歩いた。
6日間で歩いた。他に15人のチベット人が参加した。数人のアメリカ人も一緒だった。
初めと終わり、途中でトークやイベントもあった。
それから、ダラムサラに帰り一週間いた。
スペインで進んでいる<チベット・ジェノサイド裁判>のために準備する書類が沢山あったからだ。
その後、再びアメリカに行った。
最初に持病がある肺の具合を病院で見てもらった。
私の映画はオスカー賞を狙っているようで、そのための試写会がまず、
NYで6日間、次にロサンゼルスで6日間あった。
大勢の人の前で、何度も話をしたが、反応は非常に良かったと思う。
ダラムサラに帰り、今度はイタリアに行った。
私が解放されたのは、このイタリアのアムネスティーが中心になって
運動してくれたからなのだ。
だから、イタリアにはよく行く。
それから、オランダに試写会のために行った。
監督も来ていた。
そのあと、スペインに裁判のために行った。
そして、ガンデン・ナムチェの日にダラムサラに帰って来た。
(中原氏註: 2009年3月にはイギリス、5月にはノルウエーに行くことが決まっているそうです。
法王並みの人気ですね! 78歳元気一杯ですね。)
【問】 そのうち、どんな活動が有効だとお感じになりましたか。
【答】 どれが有効ということは解らない。大体トークが多いが、全部一緒になってたりするからね。
手段として、常に平和主義と真理を前面に出すべきだ。
暴力的手段では決して戦いに勝つことはできない。
中国は私に様々な試練を与えたが、私は今もこうして生きていて、
自分の考えは全く変えられることなく存在している。
力で人を変えることはできないということだよ。
【問】 日本では本が復刊されましたが、日本の読者にお願いしたいことがあれば、それもぜひ教えてください。
【答】 私の本を出版して下さる出版社の方々と、復刊のために働きかけて下さった
チベットの友人たちに、心より感謝いたします。
日本もチベットと同じように仏教の国だ。
この本には何でもない、ただのチベットの一僧侶の半生の話が書かれている。
中国が来て。多くのチベット人が殺されて行った。私も33年間監獄に繋がれていた。
でも私は今も死ぬこともなくこうして生きている。
仏教徒の僧侶として、中国を恨む気持ちはない。
人に害心を持てば、その果は苦であるからだ。
しかし、自分の信念は一度も曲げなかった。
仏教は勇気を与えてくれる。
日本人もそれで勇気があるのだろう。
日本と言えは、広島に行ったことがある。
私は45年に原爆が広島に落とされたということを、チベットで聞いて知っていた。
その時は何だか、大きな爆弾が日本に落とされて大勢の人々が死んだというので、
チベット政府が主催してその犠牲者を追悼するための「モンラム」を大々的に行ったのだよ。
自分はそれで覚えていた。
広島に行ってみると、驚いたことにすっかりビルが立ち並んでいる。
草も生えないと聞いていたのにだ、、、
つまり、アメリカが力で日本を負かした訳じゃないのだ、こうしてちゃんと日本は復興してる。
負けなかったのだ、と思ったよ。
そうだ、この前の日本はちょっと忙し過ぎたよ。
今度もう一度行く機会があれば、もっとゆっくり日本を見てみたいと思う。
(2009年1月12日、ダラムサラにて)
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